六曜の意味
葬儀の日取りは故人を送るに当たって大事な要素となるものです。日本には六曜と呼ばれる暦があります。大安とか友引とか呼ばれるものがそれで、主に冠婚葬祭などのイベントと深く結びついています。
六曜は1ヶ月(30日)を5等分した周期のことで、6つの種類があります。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つです。この中で葬儀の日取りに関係があるのは主に友引と仏滅、赤口でしょう。友引は友が冥土に引き寄せられるとの迷信があり、火葬場を休業とする地域があります。
また仏滅は仏事に向いている日とされ法事などが執り行われます。赤口は午前のみなら法事に良いとされます。
六曜と葬式
六曜自体は仏教とはなんら関係ありません。仏滅とかがあると仏教と結びつきがあるように思われがちですが、六曜自体は比較的当たらしい暦で、日本に入ってきたのは江戸時代になってからです。日本に入ってきた当初は字も違い、仏滅は物滅、友引は共引などと書かれていました。
当時と現在で同じ字を使っているのは赤口ぐらいです。また、仏陀が入滅した日である2月15日は必ず仏滅になりますが、これはまったくの偶然によるものです。ですから仏教で葬儀の日取りを決める際には、厳密には六曜を気にする必要なまったくありません。むしろ浄土真宗においては六曜を迷信として、タブーとしているぐらいです。
とはいえこれまで根付いてきた慣習をいきなり否定しても周囲には受け入れられないでしょう。葬儀を行う側はなんとなく精神的に落ち着かないでしょうし、参列している人から、あの家は常識がないなどと陰口を叩かれることにもなりかねません。たとえ迷信だと思っていても慣習には従っておいた方が良いでしょう。
一般に告別式は友引は避けたほうが良いでしょう。もちろん友を引くのは迷信ですが。それからお正月の松の内は葬儀を避けることが多いです。葬儀の日取りは故人が亡くなった時刻によっても変わってきます。午前中に亡くなった場合はその夜に仮通夜を行い、翌朝に通夜、翌々日に葬儀・告別式を行います。その後初七日・四十九日法要などを行います。
ここでは仏教を例にして葬儀の日取りをざっと紹介してみました。故人の信仰や宗派によって葬儀の日取りは細かく異なります。この辺のことは葬儀社の人が良く把握していると思いますので、困ったときには相談してみましょう。親族にとってはもちろん、参列した人にとっても良いお葬式となるように日取りを決めてくださいね。